#60-僕と自転車の旅 ウェストボロー~ボストン

どうか無事にボストンに着けます様に。。。。
真っ青な空に向かい、左右の手のひらを合わせ目を閉じた。
アメリカ大陸、横断。
いざ出発です!!



60日間東に向かい走ってきた。
陽の昇る方へと。。
それも今日で最後になる。
まだまだこの旅のゴールとか終わりとかそういうのではないと頭の中ではわかっていても、
ボストンに近づくにつれ、自分の気持ちが徐々に高まっていってるのがわかる。
ゆっくり、ゆっくり、
確実に、確かめる様にペダルを漕ぐ。
そして・・・
ついにBoston、という文字が見えてきた。
Chicago、の時と同じように何ともいえない、何とも表現出来ない思いにかられた。
胸が熱くなってくる。
1つ1つの丘を越える度に体中にエネルギーがみなぎってくるのがわかる。
さっきも言った様にボストンがゴールでは無い、
のは勿論わかっているが、何故か今までの60日間をゆっくりゆっくり頭の中で脳が勝手に回想していた。
本当に色々な事があった。
本当に本当に色々な事があった。
この旅は辛い事の方が多かったかもしれない。
でもその困難を乗り越える度に、自分が変われた様な気がした。
それだけを信じて走り続けた。
今まで人にやさしくされた分だけ、自分の弱い所が見えてきた気がする。
やさしさと自分。
今まで色々な人からもらってきたやさしさと愛、
そして思いやり。
今度は僕が与える側にならなければならない。
もしかしたら今だったら何か皆に与える事が出来るかもしれない。

本当にここはボストン何だろうか。
本当にここに海はあるのだろうか。
今まで通ってきた街には無い、何かを感じていた。


僕の足はもう自然と海に向かっていた。
懐かしい潮風の匂いが街を包んでいる。
そして・・・
ついに大西洋を拝む時が来た。
60日ぶりの海。
太平洋から大西洋へ。
サンタモニカからボストンへ。
僕は皆さんの夢や希望や勇気を荷台に乗せて走ってきました。
応援してきてくれた皆様、本当にありがとうございました!
アメリカ大陸、横断です!!!

どこまでも続く青い空と青い海、
そして突き抜けるようなこの晴天。
最高の一日を迎える事が出来ました。
防波堤に座りながら、
ずっと、
ずっと、
水平線を見ていました。
この日を迎えるために60日間走ってきた訳ですが、
本当に着くとは。。。
本当に着いてしまった、というのが今の本音。
今でも現実味が無く、ここが本当にボストンという街なのかさえ疑ってしまう。
今、目の前に広がっている光景を心に刻むように、
深呼吸しながらゆっくり、ゆっくりと、見入っていた。
8月31日正午、
アメリカ大陸横断、
完了です!

第三章終了。
走行距離 67km
第一章(サンタモニカ~ラトン) 2041km
第二章(ラトン~シカゴ) 2085km
第三章(シカゴ~ボストン) 1991km
総走行距離 6117km
by squarebowl
| 2011-08-31 07:08
| マサチューセッツ

