#43-家族 セント・ジョセフ
マットの妹の子供のマイカ6歳。
前に書いたと思うが、僕は子供から良く好かれる。
この度もその才能を発揮し、昨日からマイカとベストフレンドになった。
目が合えば笑い、僕が動けばマイカも動く。
本当にかわいい。
ローズ家滞在二日目はミシガン湖巡りから始まった。
本当に皆僕に気を使ってくれ、いい写真が撮れるベストの場所を色々見て回ってくれた。
リス。
マイカ。
マイカ。
右から、
マット、明日香ちゃん、マットの弟のブライアン。
ブライアンは仕事前にも関わらず付き合ってくれた。
そして一行は日本でいうお盆に親戚が集まるような会に行くとの事。
ガストファミリーユニオンというらしい。
僕もついていきました。。。
さすがアメリカです。
公園の一角を貸しきって行います。
家族の皆が集まるまで、ビール飲んだりゲームをしたりする。
僕もちょっとやってみました。。。
そして段々親戚が集まってきました。
その中に何故か僕がいて、それはそれはとても不思議な光景でした。
このファミリーユニオンは各家族がそれぞれ食べ物を持ち寄り、それを皿にそれぞれ取り食べると
いった感じで、こういう事は日本でもあるかなといった感じでしたが、なんせここはアメリカ。
親戚が多すぎる。
多すぎて誰が誰だかわからない、らしい。
マットのおばあちゃんも参戦、90歳なんです。
親戚の皆さん、あいつは誰だという目で見てるが、
みんなから僕がここに来るまでの経緯を説明してもらう。
そしてあるおじさんからこんな事を言われた。
「あなたもここのファミリーだろ?」
今日初めて会って、しかもこんな1年に1度の大切な行事の時に、冗談とはいえ
中々見ず知らずの他人に言える言葉ではないと思う。
ありがとうございます。
会はまだ続いていたが、次の用事がある為、マットと明日香ちゃんと一緒に先にドロンしました。
そして帰ろうとした時、また違うおじさんから話しかけられ旅の事など色々聞かれ、
答えていると、マイクを持った女性が登場。
「名前は?」
「ツバサです」
「自転車でどこまで行くの?」
「ニューヨークです」
とテレビ番組みたいに大家族の前で紹介してもらった。
めっちゃ恥ずかしかったが、これも全てアメリカなんです。
そして今度は同い年三人組で、ホーランドという街にあるホープカレッジという大学まで向かいました。
このホープカレッジはマットと明日香ちゃんが出会うきっかけになった大学。
この大学で今日これから日本人礼拝というキリスト教の集まりがある。
僕らはその集まりの後に出る日本食を食べる為にやってきた。
というのは嘘ではないが嘘で、マットと明日香ちゃんは恩師やお世話になった人に
会いに来たのだと思う。
50人はいただろうか、このホーランド周辺に住んでいる日本人やその家族の人たちが集まり
牧師さんの話を聞いていた。
色々面白い話やキリストの話、そして歌を歌ったりして約一時間ほどで終わったが、
ここでもまたこんな事が。
「今日始めて参加された方は立ってください」
デターーーー!
明日香ちゃんに目で合図する。
すると「大丈夫」との事・・・。
えっ、何が?
僕を含め五人ほどしかいなかったが、皆さんキリスト教で僕だけ仏教。
そんな僕がなんでこんな所にいるのっていう話です。
色々キリスト教について聞かれたらどうしようと思ってましたが、
自転車でアメリカを横断してます、
グランドキャニオンでこの二人に出会いましたっていう話に逃げまして、
クリアーしました。
そしてその後、待ってました日本食。
懐かしいにおいがいっぱいします。
カレーにちらし寿司、ひじきにおいなりさん等など、この集まりに来て良かったと思った瞬間でした。
最高にうまかったです。
日本食万歳!!!
そしてその後ホープカレッジ内を散策。
マットと明日香ちゃんは昔を懐かしみながら手を繋いで二人で歩いている。
僕は一人で歩く。
青春してますね、
いいですね!
そしてホーランドを後にし、今度はマットの母マーガレットの母の家へ。
マットのおばあちゃんですね!
家に行くとマットの妹リズとその旦那のジェイクとその子供達がいた。
子供は4人。
僕の親友のマイカは長女。
そして一週間前に4人めゾーイが産まれた。
とても賑やかで僕の実家みたいだった。
おばあちゃんのキャロリンと彼氏のハロルドです。
彼氏です。
二人はこんな僕を快く歓迎してくれた。
ありがとう。
レッドカー。
そして、今日の締めはなんといってもミシガン湖。
帰りに寄ってもらいました。
マイカ。
やっぱりめっちゃかわいい。
そして、最高の時間に到着しました。
そしてこれがサンセット時のミシガン湖です。
9時ぐらいかな。
また一つ心に焼きついた。
今日、ファミリーユニオンから始まり、日本人礼拝、おばあちゃん家、そしてこの目の前にある景色。
今日の一分一分がものすごい貴重な体験をしているんだと実感していた。
一生に一度かもしれない。
普通では経験できない事ばかりだった。
今までアメリカを走ってきて、素晴らしい景色にはたくさん出会ってきた。
今日はアメリカの「ファミリー」というものに出会うことが出来た。
今までの美しい景色を見た時の感動とはまた違う感動を今日は感じていた。
見ず知らずの日本人を笑顔で迎え入れ、本当の家族の様に接してくれた。
今日この日を作ってくれた中條家、ローズ家、そしてグランドキャニオン
本当にありがとう。
ここまで頑張ってよかった。
by squarebowl
| 2011-08-14 11:11
| ミシガン