Beautiful World

NRT-LAX-Santa Monica

KE001便 ロサンゼルス国際空港行き。

ついに乗り込んだ。

約十時間ほどの長旅。運良く窓際の席を取れたので、ずっと空を見ていた。

初めての外国の航空会社。ビビンバが最高だった。


道中、映画を三本見た。

三本とも全て字幕中国語、音声英語。日本語に対応していない映画ばかり見ていた。

つまらなかった。


アメリカに着くまで少しでも寝ておこうと思ったのだが、着いてからの事やこれからの事で

頭がいっぱいになり寝れなかった。

心細いというか、何のあても無い旅に不安になっていた。

英語もまったくしゃべれないし、初めていく土地だし、本当にやっていけるのだろうか。

考えれば考えるほど鬱になっていく。。。

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9:15 到着

飛行機から降り、入国審査に向かった。


着いて早々、USAという国を知る事件が起きた。

僕は入国審査のため列に並び自分の番が来るのを待っていた。

三人いた審査官のうち一番やさしそうな女性にあたった。


軽く挨拶し、パスポート以外のIDを出せと言われ免許証を見せた。

その人はパスポートの西暦の誕生日と免許証の昭和の誕生日、

82と57は違うという所になぜか食いついた。



「two birthday?」

「yes、same same」

女は変な顔してもう一つ別のIDを出せと言ってきた。

保険証を出した。

女はどこかに俺のIDを三つ持っていった。

女は黒人のでかい男を連れてきてこの人に付いて行ってと言ってきた。

えっ?どうして?

でっかい男に、なんで?と聞いても、I don‘t knowとの事。

確かに三ヶ月間もこの国にいて怪しまれるのはわかるが何で誕生日でなんでしょう。

連れて行かれた先には僕と同じような謎の連行者がいっぱいいた。

全員がwhy?why?と聞いてI dont know,I dont knowの繰り返し。

しまいには切れる人も出てきた。

また対応の遅さも皆をいらだたせていた。

順番はめちゃくちゃ。


結局パスポートを返してもらうまで三時間かかった。

結局、理由がわからないままOK、Thank you と言われただけで終わった。


初日からこの状態。


本当に俺、大丈夫かな。。。

この国で生きていけるかな、

この国の第一印象はこんなだった。




それから僕は自転車を受け取り、税関を通り過ぎやっと空港の外に出れた。

さっきのことが嘘かのように空は澄み切っていた。

僕はダンボールを解体して早速自転車を組み立てた。

もうちょっと苦戦するかと思っていたのだが、すんなり完成。

これからいよいよアメリカの道路を走ることになる。

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空港の外に出るまで大分苦労した。

まず出口がまったくわからないのと、歩道が無くて自転車も車と同じように走らないといけない。

空港の人に聞いた。

こんな所行かなきゃ行けないの?という所を気合を入れて抜けた。

三十キロぐらいの荷物を積んでいるとなかなか前に進まない。

アホな程飛ばすこの国の方々。ハンパない交通量。

のろのろ走っている僕に容赦なくクラクションや文句を解き放つ。

異国の地でもう心が折れそうになっている。

というかさっき折れている。



さらにさらに地図もコンパスも携帯もGPSもない僕には、今日泊まるサンタモニカまでの

方向や道などまったくわからない。

英語がわからない、しゃべれないプラス心の折れ。

何人の人に道を聞いただろうか。

聞いても英語がわからないので意味がない。

テンパるとは正に今の状態。

コンパスと地図だけ買っとけば良かった。日本で。




サンタモニカは海沿いの街だから海に出れば行けると思った。

とにかく遠くの抜けに何も見えない方向に進んだ。

そして潮のにおいのする方へ。


この感が当たり、冷や汗が普通の汗にやっと変わった。

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目的地のサンタモニカピア。

今日から三日間泊まるホステルはもう近くである。

もう早くとにかくホステルに荷物を置き水を飲みたい。

だがやっぱりまだ簡単にはいかなかった。



後ろの方で、「何処から来たんだ?」という声が聞こえる。

振り向いてみると完全に俺に話しかけている。

「日本」

「いつ来たんだ?この自転車はナイスだな。こんな荷物で何処に行くんだ。
俺のブログに載せるから写真撮らせろ。スマイルで。」

質問の嵐でただせさえ英語がしゃべれないのに、お構いなしに話しかけてくる。

しかしまだまだ続いた。

「今日は何処に泊まるんだ?何を食べるんだ?いつNYに向かうんだ?
一日何km走るんだ?」

等など永遠に問いかけは続きそうだった。

早くチェックインしたいのにと思いながらも、やな奴ではなさそうだったので

今の時点で知ってる限りの英語を全て使い切って答えた。



最後に最後の力を振り絞り、俺も質問攻めの彼らを撮ってやった。

スイス人親子。

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ホステルに到着し、チェックインを済ませた。

ここのホステルは自転車置き場もあるし、海からもショッピングエリアからも近いし非常に良い。

俺の部屋は一番安い8人部屋。

三泊で8500円ぐらい。

部屋に入ってベッドに横になっていると寝てしまっていた。

空腹で目が覚めた。

機内で食べたっきり何も食べてなかった。

今日はマクドナルドにしました。450円ぐらい。

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宿に戻ろうとするとちょうど夕日できれいだったので、またカメラを持って海の方に向かった。

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東京の家を出てから、ここカリフォルニア州サンタモニカに着くまでの

長い長い長かった僕の6月30日がやっと終わろうとしている。



今は今日起こったこと全てに感謝しなければならないと思っている。

ピンチはチャンス、そして自分を成長させてくれている。

この国に感謝。
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by squarebowl | 2011-06-30 23:38 | カリフォルニア | Comments(0)